【月刊アートコレクターズ 8月号 - 乗り遅れるな!抽象画ニューウエーブ 】【中島麦】【児玉知己】
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Paul Jenkins - Composition - 【額付】
¥55,000
■作者 : Artist ポール・ジェンキンス : Paul Jenkins ■作品タイトル : Title of Work " コンポジション " / Composition" ■作品サイズ : Size of Work 18.5x25cm(image size) 18.5x25cm(sheet size) ■技法 : Technique オリジナル・リトグラフ : Original Lithograph ■刊行 : NAtelier Mourlot ■制作年: Year 1965年 ■サイン : Autograph 【無】 / Unsigned ■エディション : 1,000 * Artist: Paul Jenkins * Title: Composition * Image size: approx 9 3/4 x 7 1/4" (25 x 18.5cm) * Details: original lithograph published in the catalogue for a Mourlot exhibition at the Redfern Gallery, London, 1965. Printed by Atelier Mourlot, Paris, edition of 1000 plus 150 artists’ copies, not signed or numbered ■【額付】約30x40cm 新額 アクリルG : 〖Framed New w.Plexi G〗 *新額に装う際にフィルモプラスト(無酸化紙テープ)を使用。経年に対しても安心していただけます。 ■Status : 良好。Good Condition ❖ポール・ジェンキンス 抽象表現主義として知られるアメリカ人アーティスト。 ジェンキンスは1923年、アメリカ・ミズーリ州カンザスシティで生まれました。彼は若い頃、セラミック工場で働いていました。この経験は、のちに彼の 触覚的な画法に大きな影響を与えました。その後 彼はカンザスシティ美術大学と アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク (The Art Students League of New York)で国吉康雄の下で学びました。初期の頃 彼は東洋の宗教や哲学、錬金術や占星術などに関心を持ち、またカール・ユングの著作やゲーテの色彩論などに影響を受けました。 1960年代にはジェンキンスの作品は、東京、ロンドン、ニューヨーク、パリ、アムステルダムなど世界中の主要なギャラリーや美術館で展示されるようになりました。1963年、彼はデ・クーニングが使っていたユニオンスクエア近くのロフトを引き継ぎ、2000年までそこで制作を続けました。2012年にニューヨークで亡くなるまで、ジェンキンスはキャンバスに向かい続けました。 彼の作品は、ニューヨークのホイットニー美術館、ニューヨーク近代美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、パサデナのノートン・サイモン美術館、パリのポンピドゥーセンター、ロンドンのテート・ギャラリーなどにコレクションされています。
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草間喆雄 - "Haze-WI (冬霞)" Fiber Art
¥66,000
SOLD OUT
■作者 : Artist 草間喆雄 : Tetsuo, Kusama ■作品タイトル : Title of Work - Haze-WI (冬霞 - ■作品サイズ : Size of Work 38.3 x 38.3 x 1.4 cm ■技法 : Technique ファイバー・アート : Fiber Art ■制作年: Year 2018年 ■サイン : Autograph 【有】(作品裏面) / Original Seal on verso ■Status : Very Good Condition / Never Used Before ■作品一体の作者によるオリジナルフレームは塩ビ材。裏面にワイヤーが取り付けられていますので、そのまま飾っていただけます。 ❖染料の色彩は顔料とは違った独特の魅力があります。 官能的とも思える色彩で染め上げた繊維を本作では交互に緩やかなカーブを持たせた線材に巻き付け、フレームに取り付けられています。このことによって、作品を見る角度によって表情を変えます。非常に吟味された色彩は「日本の色」を感じさせます。広く国際的に認められた作家の真骨頂といえるでしょう。 ❖草間喆雄 日本のファイバーアートの第一人者である草間喆雄(1946- )は、武蔵野美術大学を卒業後、京都川島織物に就職し、そこで当時欧米を中心に胎動した新しい〈織〉の造形を知り渡米。クランブルックアカデミーオブアート大学院に学び、1970年代から日米を行き来しながら、ローザンヌ・タペストリービエンナーレ展等に出品を重ねるとともに、ホールや病院など公共空間へ作品を設置するなど、積極的にパブリックアートとしての可能性を追求しました。近年では中国・国際ファイバーアートビエンナーレで連続受賞するなど、国際的にも高く評価されています。 岡山県には、1993年岡山県立大学の開学に伴い来住、2011年退官まで指導者として後進の育成に尽力し、現在は岡山県赤磐市の工房で創作活動を続けています。 草間は鮮明で美しい色糸を用い、立体的に構築した織作品、細いワイヤにコイリングし束ねあわせた作品、あるいは小さな丸いフェルトを重ねてピン打ちした作品など、いずれもあふれ出る美しい色と色の響き合いが魅力です。
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川島慶樹 - Classics - Buds XII - 彫刻 / Wooden Sculpture
¥160,000
■作者 : Artist 川島慶樹 : Keiju,Kawashima ■作品タイトル : Title of Work - Classics -Buds XII - ■作品サイズ : Size of Work H59 x W30 x D20cm ■技法 : Technique 木彫 : Wooden Sculpture ■素材 : Material カリン : Chinese Quinse ■制作年 2007年 ■サイン : Autograph 【無】/ Unsigned ■Status : Very Good Condition
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Sam Francis - Helio Gravure 1971 - 【額付】
¥55,000
■作者 : Artist サム・フランシス : Sam Francis ■作品タイトル : Title of Work " 無題 " / "Untitled" ■作品サイズ : Size of Work 17x23cm(image size) 24x32cm(sheet size) ■技法 : Technique ヘリオグラビュール : Helio Gravure ■刊行 : Nouvelles Image a Lombreuil ■制作年: Year 1971年 ■サイン : Autograph 【無】 / Unsigned ■エディション : 440 *作品裏面にスタンプでエディション・ナンバー : Stamp Numberd on verso ■【額付】約30x40cm 新額 アクリルG : 〖Framed New w.Plexi G〗 *新額に装う際に和紙を用い作品本体には一切、ノリ、テープなどが触れないようにいたして おりますので、今後の経年に対しても安心していただけます。 ■Status : 古い作品ですので若干の経年感があります。 シートに細かなシミがございますが、マットに隠れている部分で外観では見えません。 ❖サム・フランシス 1923年6月25日にカリフォルニア州サンマテオに生まれる。第二次世界大戦中、飛行訓練中の事故によって入院していた時に絵を描きはじめた。アンフォルメルや抽象表現主義の流れを汲む色彩画家である。 フランシスは1957年、世界旅行中に初めて日本を訪れる。これ以後の彼の作品の、余白を生かした画面構成、「にじみ」の効果を生かした表現方法などには、日本美術の影響が見られる。以後、ニューヨーク、パリのほか、東京にもアトリエを持った。しばしば日本を訪れ、勅使河原蒼風、大江健三郎、大岡信、小山富士夫ら、日本の文化人とも交流があった。出光興産社主であり東洋古美術のコレクターとして知られた出光佐三は、フランシスのコレクターとしても知られ、現在も東京の出光美術館には多くの作品が収蔵される。 1994年11月4日にカリフォルニア州サンタモニカで死去した。(Wikipediaより引用)
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金理有 銀滴酒盃
¥9,500
◼︎作者 : Artist 金理有 : Riyoo, Kim ◼︎ぐい呑: 銀滴酒盃 ◼︎Sake Cup ◼︎H68 ∅75mm ◼︎135g ◼︎標準容量 : 約70cc ◼︎制作年 : Year ?年 ■サイン : Autograph 【無】Unigned ◼︎Status : 目立ったキズ・欠け・ニュウなどはありません。 空気中の硫黄に反応して色合いの経年変化 *写真の器内部はライトにより実際よりも「金色」に映っています。 ■付属品 : 無 ❖信楽土で焼き上げた陶器を、純銀で三層コーティングされた上品な酒盃です。 空気中の硫黄に反応して色合いの経年変化があります。 そのままお楽しみ頂くか、貴金属用の磨き布で優しく磨いて頂けば、輝きは戻ります。 ❖金理有 1980年、日本人の父、韓国人の母のもと大阪府に生まれる。2006年、大阪芸術大学大学院 芸術制作研究家修士課程修了。2009年、「神戸ビエンナーレ2009」現代陶芸展で準大賞を受賞、また2004年から多数の個展、グループ展で作品を発表。2004年、2005年、関西空港ラウンジにパブリックアートとして展示され、またアートフェア東京(2017)をはじめ、KIAF/ART SEOUL(2011、2016)、シンガポールのArt Stage Singapore(2016)など国際的なアートフェアでも発表。また、2018年度、兵庫陶芸美術館に二点の作品の収蔵が決定。
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吉澤美香 シルクスクリーン 【と-42 1993】額付
¥72,000
■作者 : Artist 吉澤美香 : Mika,Yoshizawa ■作品タイトル : Title of Work と-42 1993: - To-42 1993 - ■作品サイズ : Size of Work 約60x80cm ■額外寸 : 65x85cm アルフレームLJライン(軽量アルミフレームに木目ダイノックシート貼) アクリル ■技法 : Technique シルクスクリーン : Serigraph ■制作年: Year 1993年 ■1993年シュトゥットガルト陸上競技世界選手権大会の際のエディション 陸上競技における第4回IAAF世界選手権。 ハンス・ペーター・ハースによるスクリーン印刷(* 1935年シュトゥットガルト) 1950年代以来、ハンス・ペーター・ハースは、クリスト、マックス・エルンスト、HAPグリー シェイバー、オットー・ハーバート・ハジェク、ロイ・リキテンスタイン、ジェイムス・リッツ ィ、ヴィクトル・ヴァザルリ、トム・ウェッセルマンなど、200人以上のアーティストのセリグ ラフを作成してきました。ハンス・ペーター・ハースの作品は、1960年代と1970年代に芸術的 なスクリーン印刷を形作るのに活躍しました。彼が印刷したセリグラフは、アートトレード、 見本市、世界中のグラフィックオークションやコレクションで見つけることができます。 ■サイン : Autograph 【有】 / Signed ■Ed.150 ■Edition Numbered ■Status : Very Good Condition ❖シルクスクリーンと思えない透明感と躍動感のある作品です。 ❖吉澤美香❖ 1959年 東京都生まれ 1982年 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 1984年 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了 2006年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻助教授 2010年 同教授 主な受賞歴 1996年 倫雅美術奨励賞 主な活動歴・所属団体等 1983年 第3回ハラ・アニュアル(原美術館) 1987年 ドクメンタ8(ドイツ) 1990年 1st北九州ビエンナーレ(北九州市立美術館) 1997年 吉澤美香の部屋(いわき市立美術館) 2005年 作家の現在ー絵画とドローイングの間に(いわき市立美術館) 2009年 街かど美術館・アート@つちさわ〈土澤〉(花巻市東和町土澤商店街) 2012年 デイリリー・アート・サーカス 2012(日本国各地)
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エドゥアルド・チリダ - Composition - リトグラフ 【After】【額付】
¥38,500
■作者 : Artist エドゥアルド・チリダ : Eduard Chillida (After) ■作品タイトル : Composition ■技法 : Technique リトグラフ : Lithograph ■作品サイズ : Size of Work H40 x W30cm ■制作年: Year 1996 〖After〗 ■サイン : Autograph 【プレートサイン(刷込)有】: Plate Signed ■ Ed.500 (限定3500) ■刊行 : Poligrafa ■Poligrafaによる鉛筆限定番号 ■Status : Very Good Condition 極めて良好。 ■付属品 : 【額】額外寸 : 約48x38cm スペイン北部の都市、サン・セバスチャン出身の彫刻家。マドリード大学で建築を学び、1947年に彫刻及び絵画に転向しました。鉄や石、テラコッタの抽象彫刻を多数制作し、特に規模の大きい野外彫刻が知られています。故郷のコンチャ海岸の岩場に設置された鉄彫刻「風の櫛」はその代表と言えるでしょう。1958年にはヴェネッツィア・ビエンナーレの彫刻部門でグランプリを獲得、その他多くの賞に輝いています。また、1959年からはエッチングやリトグラフ、木版画の着想を持ち、挿画本をはじめとする版画作品も多く残しました。 ●エドゥアルド・チリダ (Eduard Chillida) 略歴 1924年 スペイン、バスク自治国サン・セバスチャンに生まれる。 1943-46年 マドリードの建築学校に学ぶ。 1947年 彫刻の制作を始める。 1954年 ミラノ・トリエンナーレで名誉賞受賞。 1956年 ギャルリー・マーグ(フランス・パリ)で個展。 1958年 ベニス・ビエンナーレで国際彫刻大賞受賞。 グッゲンハイム美術館で個展。 1962年 バーゼル近代美術館で個展。 1964年 ピッツバーグ国際展でカーネギー彫刻賞受賞。 1966年 ウィルヘルム・レーンブルック美術館で個展。 1968年 カッセルのドクメンタ4に出品。 パリ・新ユネスコ本部に彫刻設置。 1973年 リュブリアナ国際版画ビエンナーレで大賞受賞。 1976年 東京国際版画ビエンナーレで外務大臣賞受賞。 1979年 ピッツバーグ美術館、カーネギーインスティテュートで回顧展。 1984年 サバラガにチリダ財団設立。 フランス政府より彫刻美術大賞受賞。 1988年 ドイツ連邦政府より科学・芸術勲章授与。 1990年 ベニス・ビエンナーレで個展。 1991年 高松宮殿下記念世界文化賞受賞。 1993年 フランクフルト近代美術館で回顧展。 1999年 国立ソフィア王妃芸術センター、ビルバオ・グッゲンハイム美術館で回顧展。 2002年 3月28日逝去。
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エドゥアルド・チリダ (Eduard Chillida) - Woman II - ブロンズ 【After】
¥143,000
SOLD OUT
■作者 : Artist エドゥアルド・チリダ : Eduard Chillida (After) ■作品タイトル : Woman II ■技法 : Technique プロンズ / グラナイト台座 : Bronze w.Granite Pedestal ■作品サイズ : Size of Work H28 x W25 x D14cm 約3kg ■制作年: Year 不詳 〖After〗 ■サイン : Autograph 【有】: Signed ■ Ed.30 (限定30) ■Status : Almost Good Condition 概ね良好。 ■付属品 : 【無】 ❖見る角度によって様々に表情が違って見えます。 ❖チリダの彫刻作品はほぼ入手不可能です。本作はサインとEdナンバーが刻されておりますが、 米国のデイーラーから入手しました本作は価格面からも私どもは「オリジナル作品」と認識しておりません。「アフター」とご理解くださいませ。前述記しましたよう私を含め、チリダ ファンにとっては嬉しい価格の作品と存じます。 スペイン北部の都市、サン・セバスチャン出身の彫刻家。マドリード大学で建築を学び、1947年に彫刻及び絵画に転向しました。鉄や石、テラコッタの抽象彫刻を多数制作し、特に規模の大きい野外彫刻が知られています。故郷のコンチャ海岸の岩場に設置された鉄彫刻「風の櫛」はその代表と言えるでしょう。1958年にはヴェネッツィア・ビエンナーレの彫刻部門でグランプリを獲得、その他多くの賞に輝いています。また、1959年からはエッチングやリトグラフ、木版画の着想を持ち、挿画本をはじめとする版画作品も多く残しました。 ●エドゥアルド・チリダ (Eduard Chillida) 略歴 1924年 スペイン、バスク自治国サン・セバスチャンに生まれる。 1943-46年 マドリードの建築学校に学ぶ。 1947年 彫刻の制作を始める。 1954年 ミラノ・トリエンナーレで名誉賞受賞。 1956年 ギャルリー・マーグ(フランス・パリ)で個展。 1958年 ベニス・ビエンナーレで国際彫刻大賞受賞。 グッゲンハイム美術館で個展。 1962年 バーゼル近代美術館で個展。 1964年 ピッツバーグ国際展でカーネギー彫刻賞受賞。 1966年 ウィルヘルム・レーンブルック美術館で個展。 1968年 カッセルのドクメンタ4に出品。 パリ・新ユネスコ本部に彫刻設置。 1973年 リュブリアナ国際版画ビエンナーレで大賞受賞。 1976年 東京国際版画ビエンナーレで外務大臣賞受賞。 1979年 ピッツバーグ美術館、カーネギーインスティテュートで回顧展。 1984年 サバラガにチリダ財団設立。 フランス政府より彫刻美術大賞受賞。 1988年 ドイツ連邦政府より科学・芸術勲章授与。 1990年 ベニス・ビエンナーレで個展。 1991年 高松宮殿下記念世界文化賞受賞。 1993年 フランクフルト近代美術館で回顧展。 1999年 国立ソフィア王妃芸術センター、ビルバオ・グッゲンハイム美術館で回顧展。 2002年 3月28日逝去。
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眞板雅文 - 風景 99-15 - MixedMedia 【オリジナル額付】
¥198,000
■作者 : Artist 眞板雅文 : Masafumi,Maita ■作品タイトル : Title of Work - 風景 99-15 - / LandScape-99-15 ■作品サイズ : Size of Work 40x51cm ■額サイズ : Size of Original Frame 44x56cm (D,30mm) オリジナル額(木製楢材/アクリル/額裏にもサイン/黄袋/差箱) ■技法 : Technique MuxedMedia (和紙/針金/紐/鉛筆/ガッシュ/他) ■制作年: Year 1999年 ■サイン : Autograph 【有】(作品表面下部) (落款)/ Signed オリジナルの額裏面にも筆サイン有り。 ■Status : Good Condition No:99-15 ❖弊廊で眞板氏の個展は4回開催しています。(パブリックアートの設置も実施) この人と知り合え、また、懇意にしていただいたことは長きにわたる画廊人生に於いて、 大きな影響と自信を与えていただきました。 眞板氏から作品梱包が運送されて画廊日に届いた時、その梱包はロープで縛られていることが 多いのですが、その結び目が非常に格好良いんです。只々その結び目に感動をし、荷解きする のが勿体ないと思った記憶があります。 本作品は「ピンと撥ねた紐の結び目」「この場所以外には有り得ないと納得させられる緊張感に飛んだ筆跡」眞板芸術のエッセンスが濃厚な作品です。 ❖ 眞板雅文 ❖ 没年月日:2009/03/09 分野:美術家, 造形作家 (美) 読み:まいたまさふみ、 Maita, Masafumi* 立体造形において独自の試みを展開した美術家の眞板雅文は、3月9日心筋梗塞のため自宅で倒れ、神奈川県大磯町の病院で死去した。享年64。1944(昭和19)年11月11日、中国東北部撫順(旧満州)で生まれる。47年引き揚げ後、神奈川県横須賀で育ち、私立三浦高校在学中、教師の柴田俊一から指導を受け、現代美術に興味を示すようになる。1966年第7回現代日本美術展に出品、同年銀座の村松画廊で初個展(以後同画廊で83年までに5回個展を開催)を行う。初個展の作品は、矩形の支持体に複数の板をレリーフ状に構成したものだった。60年代末からは、海面を撮影した写真と鉛の棒、ガラス、電灯などを組み合わせたインスタレーションの作品を展開するようになる。71年、第6回国際青年美術家展で大賞を受賞、シェルター・ロック財団等の奨学金を得て2年間のフランス滞在を果たす。パリのギャラリー・ランベールで個展を開催するも、肺結核にかかり療養生活を余儀なくされたが、この体験は眞板にとって制作の姿勢を見つめ直す機会ともなった。73年に帰国後、神奈川県二宮町に住む。74年から、紀伊國屋画廊での第2回次元と状況展に参加、このグループ展には10回展まで出品を続ける。76年、第37回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。77年、第10回パリ・青年ビエンナーレに出品。海外への出品、旅行により、各地の風土にふれ、より自然と美術との関わりに思いをめぐらすようになる。80年代に入ると、ロープや布を用い、それを織り込んだ、網状や円のかたちをとる呪術的な趣を醸し出す作品を展開する。国内の画廊での個展や美術館の企画展への出品を重ねる中で、85年、ガストン・バシュラール生誕100年祭企画でのフランス、トロア市での展示、86年、第42回ヴェネツィア・ビエンナーレへの出品は、ひとつの転機となった。作品の巨大化と野外彫刻、公共スペースのモニュメントの仕事が多くなっていく。構造上、作品の素材にはそれまで以上に、石や金属が使用されるようになるが、自然、とくに水へのこだわりは、止むことがなかった。その作風を耕すかのように、神奈川県秦野市(81年から)や長野県富士見町(94年から)の古民家を改造したアトリエで過ごすことも多くなっていく。1994(平成6)年、畏友安齋重男との神奈川県立近代美術館での展覧会「写真と彫刻の対話」では、代表作ともいえる29個の水盤状の立体「永遠の一端」を制作した。95年第7回本郷新賞を受賞。この頃から、竹を逆円錐状に組み上げる巨大な作品をみせるようになる。その環境造形としての試みは、97年下山芸術の森発電所美術館や2003年大原美術館の個展「音・竹水の閑」にみられた。現代美術の領域において、竹、自然石、布、水といった人々に親しめる素材を用い、ダイナミックに時に繊細に表現した作家といえよう。作品集に『眞板雅文1999』(小沢書店、1999年)がある。 「*」の読み、ローマ字表記はWeb NDL Authoritiesを利用 出 典:『日本美術年鑑』平成22年版(462-463頁) 登録日:2014年10月27日 更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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眞板雅文 - 連山夢想 - 彫刻
¥715,000
■作者 : Artist 眞板雅文 : Masafumi,Maita ■作品タイトル : Title of Work - 連山夢想 - / Mountain Ranges Waking Dream ■作品サイズ : Size of Work W約33 x D28 x H23cm ■技法 : Technique 石彫 / StoneSculpture ■素材: 伊達冠石 / ステンレス : Date Stone / Stainless Steel ■制作年: Year 2002年 ■サイン : Autograph 【無】(裏面にシール有) /Unsigned but With Seal on Verso ■Status : Very Good Condition/ Never Used Before ❖弊廊で眞板氏の個展は4回開催しています。(パブリックアートの設置も実施) この人と知り合え、また、懇意にしていただいたことは長きにわたる画廊人生に於いて、 大きな影響と自信を与えていただきました。 ❖本作品は室内設置のためのこのような作品のなかでは最優品です。ステンレスにはナイフで削られたようなラインが入れられておりますが、大胆にして繊細、まさに眞板作品の真骨頂といえます。 ❖ 眞板雅文 ❖ 没年月日:2009/03/09 分野:美術家, 造形作家 (美) 読み:まいたまさふみ、 Maita, Masafumi* 立体造形において独自の試みを展開した美術家の眞板雅文は、3月9日心筋梗塞のため自宅で倒れ、神奈川県大磯町の病院で死去した。享年64。1944(昭和19)年11月11日、中国東北部撫順(旧満州)で生まれる。47年引き揚げ後、神奈川県横須賀で育ち、私立三浦高校在学中、教師の柴田俊一から指導を受け、現代美術に興味を示すようになる。1966年第7回現代日本美術展に出品、同年銀座の村松画廊で初個展(以後同画廊で83年までに5回個展を開催)を行う。初個展の作品は、矩形の支持体に複数の板をレリーフ状に構成したものだった。60年代末からは、海面を撮影した写真と鉛の棒、ガラス、電灯などを組み合わせたインスタレーションの作品を展開するようになる。71年、第6回国際青年美術家展で大賞を受賞、シェルター・ロック財団等の奨学金を得て2年間のフランス滞在を果たす。パリのギャラリー・ランベールで個展を開催するも、肺結核にかかり療養生活を余儀なくされたが、この体験は眞板にとって制作の姿勢を見つめ直す機会ともなった。73年に帰国後、神奈川県二宮町に住む。74年から、紀伊國屋画廊での第2回次元と状況展に参加、このグループ展には10回展まで出品を続ける。76年、第37回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。77年、第10回パリ・青年ビエンナーレに出品。海外への出品、旅行により、各地の風土にふれ、より自然と美術との関わりに思いをめぐらすようになる。80年代に入ると、ロープや布を用い、それを織り込んだ、網状や円のかたちをとる呪術的な趣を醸し出す作品を展開する。国内の画廊での個展や美術館の企画展への出品を重ねる中で、85年、ガストン・バシュラール生誕100年祭企画でのフランス、トロア市での展示、86年、第42回ヴェネツィア・ビエンナーレへの出品は、ひとつの転機となった。作品の巨大化と野外彫刻、公共スペースのモニュメントの仕事が多くなっていく。構造上、作品の素材にはそれまで以上に、石や金属が使用されるようになるが、自然、とくに水へのこだわりは、止むことがなかった。その作風を耕すかのように、神奈川県秦野市(81年から)や長野県富士見町(94年から)の古民家を改造したアトリエで過ごすことも多くなっていく。1994(平成6)年、畏友安齋重男との神奈川県立近代美術館での展覧会「写真と彫刻の対話」では、代表作ともいえる29個の水盤状の立体「永遠の一端」を制作した。95年第7回本郷新賞を受賞。この頃から、竹を逆円錐状に組み上げる巨大な作品をみせるようになる。その環境造形としての試みは、97年下山芸術の森発電所美術館や2003年大原美術館の個展「音・竹水の閑」にみられた。現代美術の領域において、竹、自然石、布、水といった人々に親しめる素材を用い、ダイナミックに時に繊細に表現した作家といえよう。作品集に『眞板雅文1999』(小沢書店、1999年)がある。 「*」の読み、ローマ字表記はWeb NDL Authoritiesを利用 出 典:『日本美術年鑑』平成22年版(462-463頁) 登録日:2014年10月27日 更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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眞板雅文 - 連山 - 石彫
¥264,000
■作者 : Artist 眞板雅文 : Masafumi,Maita ■作品タイトル : Title of Work - 連山 - / Mountain Ranges ■作品サイズ : Size of Work W約36 x D32 x H11cm ■技法 : Technique 石彫 / StoneSculpture ■石素材: 鉄丸石 ■制作年: Year 2005年 ■サイン : Autograph 【有】(作品表面) / Signed ■Status : Very Good Condition/ Never Used Before ❖弊廊で眞板氏の個展は4回開催しています。(パブリックアートの設置も実施) この人と知り合え、また、懇意にしていただいたことは長きにわたる画廊人生に於いて、 大きな影響と自信を与えていただきました。 ❖ 眞板雅文 ❖ 没年月日:2009/03/09 分野:美術家, 造形作家 (美) 読み:まいたまさふみ、 Maita, Masafumi* 立体造形において独自の試みを展開した美術家の眞板雅文は、3月9日心筋梗塞のため自宅で倒れ、神奈川県大磯町の病院で死去した。享年64。1944(昭和19)年11月11日、中国東北部撫順(旧満州)で生まれる。47年引き揚げ後、神奈川県横須賀で育ち、私立三浦高校在学中、教師の柴田俊一から指導を受け、現代美術に興味を示すようになる。1966年第7回現代日本美術展に出品、同年銀座の村松画廊で初個展(以後同画廊で83年までに5回個展を開催)を行う。初個展の作品は、矩形の支持体に複数の板をレリーフ状に構成したものだった。60年代末からは、海面を撮影した写真と鉛の棒、ガラス、電灯などを組み合わせたインスタレーションの作品を展開するようになる。71年、第6回国際青年美術家展で大賞を受賞、シェルター・ロック財団等の奨学金を得て2年間のフランス滞在を果たす。パリのギャラリー・ランベールで個展を開催するも、肺結核にかかり療養生活を余儀なくされたが、この体験は眞板にとって制作の姿勢を見つめ直す機会ともなった。73年に帰国後、神奈川県二宮町に住む。74年から、紀伊國屋画廊での第2回次元と状況展に参加、このグループ展には10回展まで出品を続ける。76年、第37回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。77年、第10回パリ・青年ビエンナーレに出品。海外への出品、旅行により、各地の風土にふれ、より自然と美術との関わりに思いをめぐらすようになる。80年代に入ると、ロープや布を用い、それを織り込んだ、網状や円のかたちをとる呪術的な趣を醸し出す作品を展開する。国内の画廊での個展や美術館の企画展への出品を重ねる中で、85年、ガストン・バシュラール生誕100年祭企画でのフランス、トロア市での展示、86年、第42回ヴェネツィア・ビエンナーレへの出品は、ひとつの転機となった。作品の巨大化と野外彫刻、公共スペースのモニュメントの仕事が多くなっていく。構造上、作品の素材にはそれまで以上に、石や金属が使用されるようになるが、自然、とくに水へのこだわりは、止むことがなかった。その作風を耕すかのように、神奈川県秦野市(81年から)や長野県富士見町(94年から)の古民家を改造したアトリエで過ごすことも多くなっていく。1994(平成6)年、畏友安齋重男との神奈川県立近代美術館での展覧会「写真と彫刻の対話」では、代表作ともいえる29個の水盤状の立体「永遠の一端」を制作した。95年第7回本郷新賞を受賞。この頃から、竹を逆円錐状に組み上げる巨大な作品をみせるようになる。その環境造形としての試みは、97年下山芸術の森発電所美術館や2003年大原美術館の個展「音・竹水の閑」にみられた。現代美術の領域において、竹、自然石、布、水といった人々に親しめる素材を用い、ダイナミックに時に繊細に表現した作家といえよう。作品集に『眞板雅文1999』(小沢書店、1999年)がある。 「*」の読み、ローマ字表記はWeb NDL Authoritiesを利用 出 典:『日本美術年鑑』平成22年版(462-463頁) 登録日:2014年10月27日 更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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眞板雅文 - 予兆 - MuxedMedia
¥110,000
■作者 : Artist 眞板雅文 : Masafumi,Maita ■作品タイトル : Title of Work - 予兆 - / The Sign ■作品サイズ : Size of Work 335x456mm (D,25mm) ■技法 : Technique MuxedMedia (鉛板・オイルパステル・乾燥植物・パネル) ■制作年: Year 2008年 ■サイン : Autograph 【有】(作品表面下部) / Signed ■Status : Good Condition 作品側面に鉛自然発生の白化が見受けられます。 No:08-55 ❖弊廊で眞板氏の個展は4回開催しています。(パブリックアートの設置も実施) この人と知り合え、また、懇意にしていただいたことは長きにわたる画廊人生に於いて、 大きな影響と自信を与えていただきました。 本作品は、遺作です。弊廊での展覧会がこの偉大な作家の生前最後の展覧会でした。 本作品はこの展覧会の終了後、「気に入っている作品だから此処に置いときなさい。」 ・・・いわば、遺作中の傑作というわけです。 ❖ 眞板雅文 ❖ 没年月日:2009/03/09 分野:美術家, 造形作家 (美) 読み:まいたまさふみ、 Maita, Masafumi* 立体造形において独自の試みを展開した美術家の眞板雅文は、3月9日心筋梗塞のため自宅で倒れ、神奈川県大磯町の病院で死去した。享年64。1944(昭和19)年11月11日、中国東北部撫順(旧満州)で生まれる。47年引き揚げ後、神奈川県横須賀で育ち、私立三浦高校在学中、教師の柴田俊一から指導を受け、現代美術に興味を示すようになる。1966年第7回現代日本美術展に出品、同年銀座の村松画廊で初個展(以後同画廊で83年までに5回個展を開催)を行う。初個展の作品は、矩形の支持体に複数の板をレリーフ状に構成したものだった。60年代末からは、海面を撮影した写真と鉛の棒、ガラス、電灯などを組み合わせたインスタレーションの作品を展開するようになる。71年、第6回国際青年美術家展で大賞を受賞、シェルター・ロック財団等の奨学金を得て2年間のフランス滞在を果たす。パリのギャラリー・ランベールで個展を開催するも、肺結核にかかり療養生活を余儀なくされたが、この体験は眞板にとって制作の姿勢を見つめ直す機会ともなった。73年に帰国後、神奈川県二宮町に住む。74年から、紀伊國屋画廊での第2回次元と状況展に参加、このグループ展には10回展まで出品を続ける。76年、第37回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。77年、第10回パリ・青年ビエンナーレに出品。海外への出品、旅行により、各地の風土にふれ、より自然と美術との関わりに思いをめぐらすようになる。80年代に入ると、ロープや布を用い、それを織り込んだ、網状や円のかたちをとる呪術的な趣を醸し出す作品を展開する。国内の画廊での個展や美術館の企画展への出品を重ねる中で、85年、ガストン・バシュラール生誕100年祭企画でのフランス、トロア市での展示、86年、第42回ヴェネツィア・ビエンナーレへの出品は、ひとつの転機となった。作品の巨大化と野外彫刻、公共スペースのモニュメントの仕事が多くなっていく。構造上、作品の素材にはそれまで以上に、石や金属が使用されるようになるが、自然、とくに水へのこだわりは、止むことがなかった。その作風を耕すかのように、神奈川県秦野市(81年から)や長野県富士見町(94年から)の古民家を改造したアトリエで過ごすことも多くなっていく。1994(平成6)年、畏友安齋重男との神奈川県立近代美術館での展覧会「写真と彫刻の対話」では、代表作ともいえる29個の水盤状の立体「永遠の一端」を制作した。95年第7回本郷新賞を受賞。この頃から、竹を逆円錐状に組み上げる巨大な作品をみせるようになる。その環境造形としての試みは、97年下山芸術の森発電所美術館や2003年大原美術館の個展「音・竹水の閑」にみられた。現代美術の領域において、竹、自然石、布、水といった人々に親しめる素材を用い、ダイナミックに時に繊細に表現した作家といえよう。作品集に『眞板雅文1999』(小沢書店、1999年)がある。 「*」の読み、ローマ字表記はWeb NDL Authoritiesを利用 出 典:『日本美術年鑑』平成22年版(462-463頁) 登録日:2014年10月27日 更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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眞板雅文 - 予兆 - MuxedMedia
¥110,000
■作者 : Artist 眞板雅文 : Masafumi,Maita ■作品タイトル : Title of Work - 予兆 - / The Sign ■作品サイズ : Size of Work 335x456mm (D,25mm) ■技法 : Technique MuxedMedia (鉛板・オイルパステル・乾燥植物・パネル) ■制作年: Year 2008年 ■サイン : Autograph 【有】(作品表面下部) / Signed ■Status : Good Condition 作品側面に鉛自然発生の白化が見受けられます。 No:08-47 ❖弊廊で眞板氏の個展は4回開催しています。(パブリックアートの設置も実施) この人と知り合え、また、懇意にしていただいたことは長きにわたる画廊人生に於いて、 大きな影響と自信を与えていただきました。 本作品は、遺作です。弊廊での展覧会がこの偉大な作家の生前最後の展覧会でした。 本作品はこの展覧会の終了後、「気に入っている作品だから此処に置いときなさい。」 ・・・いわば、遺作中の傑作というわけです。 ❖ 眞板雅文 ❖ 没年月日:2009/03/09 分野:美術家, 造形作家 (美) 読み:まいたまさふみ、 Maita, Masafumi* 立体造形において独自の試みを展開した美術家の眞板雅文は、3月9日心筋梗塞のため自宅で倒れ、神奈川県大磯町の病院で死去した。享年64。1944(昭和19)年11月11日、中国東北部撫順(旧満州)で生まれる。47年引き揚げ後、神奈川県横須賀で育ち、私立三浦高校在学中、教師の柴田俊一から指導を受け、現代美術に興味を示すようになる。1966年第7回現代日本美術展に出品、同年銀座の村松画廊で初個展(以後同画廊で83年までに5回個展を開催)を行う。初個展の作品は、矩形の支持体に複数の板をレリーフ状に構成したものだった。60年代末からは、海面を撮影した写真と鉛の棒、ガラス、電灯などを組み合わせたインスタレーションの作品を展開するようになる。71年、第6回国際青年美術家展で大賞を受賞、シェルター・ロック財団等の奨学金を得て2年間のフランス滞在を果たす。パリのギャラリー・ランベールで個展を開催するも、肺結核にかかり療養生活を余儀なくされたが、この体験は眞板にとって制作の姿勢を見つめ直す機会ともなった。73年に帰国後、神奈川県二宮町に住む。74年から、紀伊國屋画廊での第2回次元と状況展に参加、このグループ展には10回展まで出品を続ける。76年、第37回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品。77年、第10回パリ・青年ビエンナーレに出品。海外への出品、旅行により、各地の風土にふれ、より自然と美術との関わりに思いをめぐらすようになる。80年代に入ると、ロープや布を用い、それを織り込んだ、網状や円のかたちをとる呪術的な趣を醸し出す作品を展開する。国内の画廊での個展や美術館の企画展への出品を重ねる中で、85年、ガストン・バシュラール生誕100年祭企画でのフランス、トロア市での展示、86年、第42回ヴェネツィア・ビエンナーレへの出品は、ひとつの転機となった。作品の巨大化と野外彫刻、公共スペースのモニュメントの仕事が多くなっていく。構造上、作品の素材にはそれまで以上に、石や金属が使用されるようになるが、自然、とくに水へのこだわりは、止むことがなかった。その作風を耕すかのように、神奈川県秦野市(81年から)や長野県富士見町(94年から)の古民家を改造したアトリエで過ごすことも多くなっていく。1994(平成6)年、畏友安齋重男との神奈川県立近代美術館での展覧会「写真と彫刻の対話」では、代表作ともいえる29個の水盤状の立体「永遠の一端」を制作した。95年第7回本郷新賞を受賞。この頃から、竹を逆円錐状に組み上げる巨大な作品をみせるようになる。その環境造形としての試みは、97年下山芸術の森発電所美術館や2003年大原美術館の個展「音・竹水の閑」にみられた。現代美術の領域において、竹、自然石、布、水といった人々に親しめる素材を用い、ダイナミックに時に繊細に表現した作家といえよう。作品集に『眞板雅文1999』(小沢書店、1999年)がある。 「*」の読み、ローマ字表記はWeb NDL Authoritiesを利用 出 典:『日本美術年鑑』平成22年版(462-463頁) 登録日:2014年10月27日 更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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- 鳳凰 - 青木喜作 鋳銅銀象嵌文鎮 【共箱】
¥13,000
◼︎作者 : 青木喜作 ◼︎Artist : Kisaku,Aoki ◼︎作品タイトル : Title - 鳳凰 鋳銅銀象嵌文鎮 - : "Phoenix Paper Weight " ◼︎サイズ H6 x⊘8.5cm 519g ◼︎素材 銅/銀象嵌 : Copper/Silver Inlay ◼︎Status 中古良好品/古物 : Pre Owned but Almost Good Condition ◼︎付属品 : 【共箱/栞】: with Original Signed Box N0.807
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" 孫悟空 " 村田 宏 彩色金属彫刻/置物
¥7,150
◼︎作者 : 村田 宏 ◼︎Artist : Hiroshi,Murata ◼︎孫悟空: SonGoKoo ◼︎サイズ H25.5xW18.5xD10m 約1.7kg ◼︎素材 亜鉛合金/着彩 真鍮(如意棒) : Spelter/Painted Brass *リペイント ◼︎Status 中古/古物 : Pre Owned ◼︎付属品 : 【無】: None ◼︎作者もしくは工房の銘、落款様のエンボスがあります。 N0.960
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" 龍 " 彩色金属彫刻/置物
¥3,850
◼︎作者 : 不詳 ◼︎Artist : Unknown ◼︎龍 : Dragon ◼︎サイズ H16xW20.5xD10m 約1.26kg ◼︎素材 亜鉛合金/着彩 : Spelter/Painted *リペイント ◼︎Status 中古/古物 : Pre Owned ◼︎付属品 : 【無】: None ◼︎作者もしくは工房の銘、落款様のエンボスがあります。 ◼︎どこかユーモラスで親しみをおぼえる造形感です。 N0.806
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市之瀬 廣太 " 青いとり " プロンズ彫刻 【共箱】
¥55,000
◼︎作者 : 市之瀬 廣太 ◼︎Artist : Hirota,Ichinose ◼︎作品タイトル : Title - 青いとり - : "Blue Bird" ◼︎サイズ H23.5xW10xD9.5m 約2.3kg ◼︎素材 ブロンズ : Bronze ◼︎Status 中古良好品/古物 : Pre Owned but Almost Good Conditionー ◼︎付属品 : 【共箱/共布】: with Original Signed Box and signed Cloth ◼︎素朴な温かさとを兼ね備えたこの作品は見る者に深いやすらぎを感じさせてくれます。 ◼︎市之瀬 廣太(いちのせ ひろた、1909年8月20日 - 1995年2月23日)は日本の芸術家。 岐阜県土岐郡土岐町市原(現瑞浪市)の雛人形づくりの家に生まれる。 小学校5年生の時に、江戸川乱歩の小説のとある美しい彫刻のシーンが強烈に印象に残り、自分もいつしかあのような作品が作ってみたいと思う。 18歳から本格的に彫刻を習い始め、翌年、東京の雨宮治郎(日本芸術院会員)の門下生となる。 「ハンティングの自刻像」で構造社展初入選。 1933年(昭和8年)「キネ子の顔」で構造社展最高構造賞、1962年(昭和37年)「破る」で日展菊華賞。 1968(昭和43年)名古屋芸術大学教授となる。 その後、数々の賞を受賞。 1982年(昭和57年)日本彫刻界審査委員となる。 1984年(昭和59年)名古屋芸術大学の名誉教授となる。 1988年(昭和63年)瑞浪市特別功労賞受賞。 1991年(平成3年)瑞浪市市之瀬廣太記念館開館。 N0.009
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" 麒麟 " プロンズ彫刻
¥55,000
◼︎作者 : 不詳 ◼︎Artist : Unknown ◼︎麒麟 : Kylin ◼︎サイズ H16xW24.5xD6m 約1.6kg ◼︎素材 ブロンズ : Bronze *漆で彩色されているようです。 ◼︎Status 中古/古物 : Pre Owned ◼︎付属品 : 【無】: None ◼︎凛として気品と躍動感に富んだ作品です。 私は麒麟が大好きで長きにわたって探し求めていました。 残念ながら作者不詳でどのような由来のものかは不明ですが、 本品の姿の美しさはベスト3に挙げられると思います。 人手を経ての品であることをご理解いただける方で、麒麟愛好者に... N0.007
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友沢正彦 " 希み - 伎芸天 " プロンズ彫刻 【共箱】
¥55,000
◼︎作者 : 友沢正彦 ◼︎Artist : Masahiko,Tomozawa ◼︎作品タイトル : Title - 希み - : "Hope" ◼︎伎芸天 : The Celestial Maiden as the guardian of the Arts ◼︎サイズ H31.5xW15xD16m 約5kg ◼︎素材 ブロンズ : Bronze ◼︎Status 中古美品 : Pre Owned but very Good Condition ◼︎サイン&ナンバー : Signed & Numbered ◼︎付属品 : 【共箱/共布】: with Original Signed Box and Cloth ◼︎Ed.1000 ◼︎気品と素朴な温かさとを兼ね備えたこの作品は見る者に深いやすらぎを感じさせてくれます。 ◼︎作者の友沢正彦氏は、現代彫刻界の中枢をになう著名な彫刻家です。具象彫刻界の大家として有名な故寺畑助之丞氏に師事し、厳しい研鑽を積んだ友沢氏は、昭和三十七年に新構造社展会員となり、同展大賞をはじめ数々の賞を受賞。代表作には、川崎大師山門の四天王像や日本の童などがあり、さらに、観音像、如意輪観音像など仏教美術の世界で注目される大作、名作も手がけています。 ◼︎五穀豊穣・吉祥豊楽をつかさどり、福徳や技能を授ける天女・伎芸天(ぎげいてん)がひざまずき手を合わせるする姿がモチーフになっており、その表情は穏やかでとても優しい表情をしています。 一つ一つ伝統的な手法によって鋳造された本作品は、煮色着色により美しい茶褐色のに仕上げられており、仏像彫刻を得意とし数多く手がけた友沢正彦の力作と言えるでしょう。 ✻注 : 新品ではありませんがかなりの美品です。 N0.008
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Emmanuel Villanis / エマニュエル・ヴィラニス "Flower Girl" プロンズ彫刻 アールヌーボー
¥77,000
◼︎作者 Emmanuel Villanis / エマニュエル・ヴィラニス ◼︎作品タイトル - Flower Girl - ◼︎サイズ H23xW13.5xD12m(台座共) 約1.2kg ◼︎素材 ブロンズ ◼︎台座:大理石 ◼︎Status 中古美品 ◼︎付属品 : 無 ◼︎エマニュエル・ヴィラニスは1858年フランス生まれ。 イタリアの美術学校で学んだ後、パリで彫刻家として活動。 特に1800年代後半にかけて、女性の胸像を中心に制作。 女性の表情は、微笑みの中にも儚さが滲む、アンニュイさが魅力的。 ✻注 : 新品ではありませんがかなりの美品です。 ■彫刻家 エマニュエル・ビラニス エマニュエル・ビラニスはフランスの彫刻家。彼はフランスのリールで生まれ、パリで亡くなりました。 彼はトリノのアカデミアアルベルティーナで学びました。彼の教師の1人はOdoardo Tabacchiでした。 1885年から、ビラニスはパリに住んでおり、19世紀末にかけて最も生産的な彫刻家の1人になりました。 ウィキペディア(英語) 生年月日: 1858年12月12日 出生地: フランス リール 死亡日: 1914年8月28日, フランス パリ N0.945
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福本双紅「そらの音」【共箱】
¥29,700
SOLD OUT
■作者 : Artist 福本双紅 : Fuku, Fukumoto ◼︎白磁釉着銀箔盃 ◼︎銘 : そらの音 ◼︎Title : Sound of Sky ◼︎H45 ∅80mm ◼︎制作年 : Year 2018年 ■サイン : Autograph 【有】Signed ◼︎付属品 : 共箱(四方桟)・共布・栞 ◼︎Status : 未使用新品 - 最上位作 / Never Used Before - 福本双紅 - 1997年、京都市立芸術大学美術学部工芸科を卒業。1990年、同大学院修了。2019年、同大学にて博士号取得(論題『陶造形における自然と作為―「おのずから」と「みずから」の「あわい」』)。2001年、京都市内に工房を設立。以来、国内外の個展、グループ展、美術館の企画展、アートフェアにて作品を発表。また、ホテルやマンションなどのコミッションワークも手掛ける。2004年より五島記念文化財団の助成による1年間の海外研修(アメリカ、ヨーロッパ各地)。2001年、朝日現代クラフト展グランプリ、2002年、京都府美術工芸新鋭選抜展最優秀賞、2003年、五島記念文化賞美術新人賞、2008年、京都市芸術新人賞、2012年、京都府文化賞奨励賞など受賞。パブリックコレクションは、京都文化博物館、メトロポリタン美術館、フロリダ大学ハーン美術館ポートランド美術館、ギメ東洋美術館など。
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福本双紅「うすらひ」【共箱】
¥29,700
■作者 : Artist 福本双紅 : Fuku, Fukumoto ◼︎銘 : うすらひ (薄氷) 白磁エッグシェル-鉢/Bowl ◼︎Title : Thin Ice ◼︎H55 ∅123mm ◼︎制作年 : Year 2004年 ■サイン : Autograph 【無】Unsigned ◼︎付属品 : 共箱 ◼︎Status : 未使用新品 - 上位作 / Never Used Before - 福本双紅 - 1997年、京都市立芸術大学美術学部工芸科を卒業。1990年、同大学院修了。2019年、同大学にて博士号取得(論題『陶造形における自然と作為―「おのずから」と「みずから」の「あわい」』)。2001年、京都市内に工房を設立。以来、国内外の個展、グループ展、美術館の企画展、アートフェアにて作品を発表。また、ホテルやマンションなどのコミッションワークも手掛ける。2004年より五島記念文化財団の助成による1年間の海外研修(アメリカ、ヨーロッパ各地)。2001年、朝日現代クラフト展グランプリ、2002年、京都府美術工芸新鋭選抜展最優秀賞、2003年、五島記念文化賞美術新人賞、2008年、京都市芸術新人賞、2012年、京都府文化賞奨励賞など受賞。パブリックコレクションは、京都文化博物館、メトロポリタン美術館、フロリダ大学ハーン美術館ポートランド美術館、ギメ東洋美術館など。
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吉田幸央【久谷】「金襴手彩色杯」【共箱】
¥33,000
◼︎吉田幸央 ◼︎「金襴手彩色杯」 ◼︎∅50 H55 64g ◼︎サイン: 有 ◼︎付属品 : 共箱/共布/栞 ◼︎Status : 未使用新品 - 最上位作 / Never Used Before 九谷焼の金彩を専門に制作する錦山窯四代目。 錦山窯では、釉裏金彩のような金箔を豊富に用いる技法が代々受け継がれ、金を中心とした華やかな作風を世に送り出してきましたが、近年は従来の方法論にとどまらず、器の形や色彩、デザインなどのバランスを考慮しながら作品を仕上げる。 まるで水彩画のような淡い色合いが施された磁器の滑らかな印象が特徴。 日本伝統工芸展高松宮記念賞受賞「金襴手彩色皿」 (平成二十二年)。 既成の枠を超え、新たな九谷焼を制作。 昭和三十五年 石川県小松市生まれ ❖パブリック・コレクション 石川県立美術館 小松市立博物館 インディアナポリス美術館
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仲田錦玉【久谷】「金彩八角 渦打白粒 盛金鉄仙紋 酒盃」【共箱】
¥66,000
◼︎仲田錦玉【久谷錦玉】 ◼︎「金彩八角 渦打白粒 盛金鉄仙紋 酒盃」✽最上位作✽ ◼︎75x75 H38 50g ◼︎サイン: 有 ◼︎付属品 : 共箱/共布/栞 ◼︎Status : 未使用新品 - 最上位作 / Never Used Before ❖青粒は久谷焼で大正時代から続く伝統的技法ですが、仲田錦玉氏の粒は渦巻状に打たれています。本作は「白粒」白地に白い点打ちです。八角の盃内部には贅沢に金彩が施され渦巻いて中心に向かい、その中に可憐な桜の花びらがいっちん(浮出し)で施されています。未使用ですが、恐らく日本酒を注ぐと金彩の絢爛さを一層増している様子は想像に難くないでしょう。 観てとても美しく、手に触れて心満たされ、注ぐと酒が一層美味を増す・・・そんな盃です。 作家の最高傑作の盃であることを疑う余地はないものと存じます。